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「あなたがピアノを続けるべき11の理由」 [書評]


先日読んだ本に、「あなたがピアノを続けるべき11の理由」があります。


11人のピアニストやピアノ指導者、落語家、哲学者などが考える、「ピアノを続けるべき理由」が載せられています。


ピアニストやピアノ指導者の文章は、同じ音楽に携わる者として非常に腑に落ちる部分が多かったですね。


たとえば、ジェーン・バスティン先生の、

「ゆっくり進めば、むしろ早く上達する」


黒河好子さんの、

「芸術は人間に与えられた唯一の自己表現」


金子一朗さんの、

「ピアノを通じてその広大な世界を表現することは(中略)最高の喜びをもたらしてくれます」


黒田亜樹さんの

「ヨーロッパの人々はピアノや音楽を学ぶことを(中略)、人間としての知識や教養を高めるものとして考えている」



といった言葉には、深い共感を覚えます。




また、この書籍では音楽以外の分野で活躍されている人も登場していますが、そういった人々の意見こそ、我々が見えていないものを見せてくれた、そんな印象があります。


たとえば、柳家花緑さんの

「続ける理由に自信があるかないかは、関係ないんだ。好きだから続けるんだ」

という言葉には、芸事の深い部分で通じるものを感じますね。



音楽ライターである、著者の飯田有抄さんとは、以前、某楽器メーカー主催の座談会でお会いしました。


物腰の柔らかい方ですが、参加メンバーに的確な質問を投げかけるなど、とても頭脳明晰な方。

今回の書籍も、タイトルで引き付け、内容で読ませ考えさせる良書、さすが飯田さんだと思いました。



もしよろしければぜひチェックしてみてください。





※今日の一冊
「あなたがピアノを続けるべき11の理由」飯田有抄・構成・解説







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