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「本当に役立つ!ピアノ練習法74」 [書評]
ピアノを習う人にとって、どういう練習をすれば効果的に上達できるのかは、興味の対象だと思います。
また、自分以外の人が「どのように練習しているか」を知る機会はあまりありません。
そういうこともあってか、最近はいわゆる「ピアノの練習法本」が、多く出版されているように思います。
先日読んだ本に、「本当に役立つ!ピアノ練習法74(リットーミュージック)」がありますが、これもそうした書籍のひとつです。
現役の指導者や演奏家17人が、自ら実践するピアノ練習法をまとめた本です。
実際に読んでみて、なるほどと思うものを、ちょっと挙げてみたいと思います。
●09「数えなくても音符が読めるようになる方法」
⇒線の上の12個の音だけとにかく覚えてしまう
●14「暗譜がしやすくなる方法」
⇒楽譜を書き写して弱いところを補強
●17「暗譜力を上げる方法」
⇒左手だけの暗譜をする
●19「音符の認識力をアップさせる方法」
⇒単語帳を活用する
●22「短時間で成果を上げる練習方法」
⇒小さい明確な目標を立てる
●25「まむし指を直す方法」
⇒輪ゴムを使って矯正する
●29「テンポをキープする方法」
⇒裏拍にメトロノームを合わせる
●36「無駄を省く練習法」
⇒練習日記をつける
●52「脱力のコツを掴むための練習方法」
⇒げんこつ奏法で腕の力の抜き方を知る
●59「ppを力まずに弾く方法」
⇒譜面に書いてあることと真逆のことをしてみる
ピアノを練習する方法は、10人いれば10通り。人それぞれ違いますし、合う合わないもあります。
そのため、この書籍に掲載されている内容も、すべての人に当てはまるというわけではないでしょう。
ただ、練習の幅を持たせることは、様々なアプローチから自分の演奏を客観的に見つめることにつながるのではと思います。
思うのは、たくさんの練習法があるなかで、自分に「今」必要なもの、最適な練習の仕方を「模索する」こと。
そうした試行錯誤のなかで、多くの気づきを得たり、失敗や体験を通して学ぶことは少なくありません。
自分と深く向き合い、何らかの解決策を見出す、そうした「行為」にこそ価値がある。
結果的に、こうした「経験」が自分にとっての一番の練習法、ではないかと思ったりします。
【今日の一冊】
「本当に役立つ!ピアノ練習法74(リットーミュージック)」
絵本「ちいさなあなたへ」 [書評]
絵本というと、子供のためという印象がありますが、大人が読んでも面白かったり、考えさせられたりするものもたくさんあります。
先日読んだ絵本は、深く心に響きました。
「ちいさなあなたへ(主婦の友社)」という絵本。
男である私が読んでも、じんわりきたので、お子さんを持つお母さんであれば、きっと感じるものは大きいと思います。
私も子供ができて、心の感度が敏感になったように思います。
それは、何かのために生きることの尊さを、知ったからではないかと思います。
この絵本は、そんな大切なものを改めて気づかせてくれる、そんな一冊だと思います。
子どものイマジネーションを感じる瞬間 [レッスン中のおかしな出来事]
子供の生徒さんは、やっぱりシールが大好きです。
新しいシールが教室に入荷すると、一気にモチベーションが上がるのが目つきと空気感で分かります(笑)
シールを選ぶときの目は真剣です。
話しかけてもまるで何も聞こえていないかのようです(笑)
そして、あたかもそのシールの世界に没入しているかのようです。
この間は、ケーキのシールがいっぱいに並んだシートを見つめ、よだれをすすった子がいました(笑)
そこまでのイマジネーション、ある意味羨ましいです(笑)
早朝の空気と読書タイム [その他世の中について]
私は毎朝4時に起きて仕事をしていますが、最近では4時を過ぎるともう外は明るくなってきます。
早朝の空気の綺麗さは、早起きした人にしか分からないと思います。
朝の新鮮な空気はすがすがしく、吸い込むと体が起きるのがわかります。
綺麗な空気を吸うのは、とても贅沢な気分になります。
目覚めたばかりの脳は、読書などにも最適だと感じます。
疑いや余計な詮索などなしに、純粋に書籍に向えるように思います。
私にとって、朝はこの上なく極上の、読書タイムですね。
吉松 隆さんの「ピアノ曲集 ヴィネット」を弾いて [ピアノ曲]
ピアノを弾いていて、嬉しくなるのは、そこに癒されている自分があるとき。
そういう時間を持てている自分に、満足感を得ているのでしょう。
先日、吉松 隆さんの「ピアノ曲集 ヴィネット」を弾いてみました。
吉松さんと言えば、2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」の音楽を担当され、話題となっています。
巻末の「ヴィネットについて」にもありますが、この曲集は、ピアニストの河村泰子さんのCDのために編纂されたもののようです。
この曲集には、
●6つのヴィネットop.105
●4つのロマンス~ヴィヨンの妻より
●青い神話
が収められています。
「『ヴィネット』は、人物や情景を描いた小さな絵や写真」ということ。また、「青い神話」は、吉松さんが17歳(高校3年生)の頃に作曲されたものだそうです。
吉松さんは、最近では「タピオラ幻景」や「ゴーシュ舞曲集」など、「左手」のための名曲を相次いで作曲されています。
今回のような、本格的な両手のためのピアノ作品は、10年ぶりの出版ということです。
私もこの「ピアノ曲集ヴィネット」を全曲弾いてみましたが、どれも素敵な曲ばかりです。
「ピアノ」という楽器が放つ音色、響き、空気感。それらをすべて抱合するかのような、クリスタルな響きが非常に印象的で、心に残ります。
時に激しく、時に壊れやすいガラス細工のような繊細に、様々な音色を紡ぎ出しています。
特に「4つのロマンス~ヴィヨンの妻より」の4曲は、弾いていて癒されている自分がいましたね。
ピアノに触れている自分が嬉しくなるような、そういう感覚を覚えました。
収められている作品は、どれも素敵なものばかり。
吉松さんの世界を味わうには、お勧めの曲集ですね。
★今日の一冊
「ピアノ曲集 ヴィネット」(吉松 隆・作曲)
自分がしてもらって嬉しいことをする [ピアノ教育者]
私は、たくさんの著名なピアノ教育家の先生にお会いする機会があります。
そんな中、なぜその人たちが、教育家として愛されているのかが、見えます。
おそらく、こうした先生は、「自分がされて嬉しいことをする」という軸を持ち、行動してらっしゃる。
つまり、想像力です。
イマジネーションが豊かだからこそ、少し先を考えて、相手にすべきことが見えてくる。
そして、そこに「相手が喜ぶこと」という基準があるからこそ、自分の行動にブレがない。
これは、教えることと深い関係があるように思います。
人は、単に押し付けられると、撥ね返したくなるもの。
そうではなく、実際にやって見せて、「行為と指導が一体となったとき」に、人は何かを感じます。
そこにあるのは、「相手思考」です。
また、そこには、相手から教わりながら学ぶ、という指導者の気持ちが、根底にあるはず。
「教育」という言葉は、もしかして、「教わりながら、自分を育む」、という意味なのかもしれません。
そして、著名なピアノ教育家の先生は、こうしたことを、当たり前に考えている。
だからこそ、一流なのかもしれません。
お話作りは想像力次第 [その他世の中について]
娘が眠るときに、お話をしてあげています。
ただし、絵本などではなく、完全に勝手に創作したお話を。
主人公は、娘。自分の話だと、興味を持って聴いてくれるようです。
お話を作るのは、意外と難しいです。日々、興味を持ちながら生活をして、それをお話の題材にする。
何より、つまらないと聴いてくれません(笑)
今日できたことを、ひとつお話に取り入れて、褒めてあげることも大事かなと思ったりしています。
ただ、問題は、オチに行くまでに自分が眠ってしまうこと(笑)
そうした時間も、何だかいい時間だなと思ったりしています。
iPhoneにしてから勉強の環境が増えた [仕事術]
iPhoneにかえてから、学ぶ環境が増えました。
移動時間は、何も準備していないとデッドな時間になりがちですが、これにしてから移動時間も学びの時間に変えることができています。
特に、歩いているときは、書籍なども読めないので(たまにやりますが・・・)、徒歩での移動の時間は、もっぱら音声教材などを聴いての勉強になります。
こうした移動時間は、ひとつひとつは短い時間ですが、積み重なるとかなりの量になります。
ここを生かすかどうかは、自分の意識次第ですよね。
ただ、「考える時間」も大事にしたいので、何も聴かずに、自然に耳に入ってくる音に身をまかせながら、思索することも大切にしています。
ベートーヴェンではありませんが、歩いているときには、いろいろなアイデアが浮かびやすい。
これは、適度な運動や酸素を取り込むことで、脳が、机に座っているときとまた別の働きをするからなのではと思ったりします。
歩いている時間も、何かしら有効な時間にしたい、と意識することは、人生を少し、楽しくするのではと思ったりします。
いつもの笑顔に「軸」を感じる [その他世の中について]
いつも私が行くカフェには、いつも笑顔で迎えてくれる店員さんがいます。
その笑顔は、いつ行っても変わりません。
きっと体調を崩したりするときもあるでしょう。気分が乗らない時もあるでしょう。
それでも、いつも同じ笑顔でいる。
きっと、どの人にも同じ笑顔でいるということでしょう。
これは、本当にすごいことだと思います。
つまり、この方の中には、一本ぶれない「軸」があるということ。
「笑顔でお客様を迎えて、気持ちよくこの空間を満喫するスタートにしてもらいたい」
そうした思いや、働く上での「軸」があるからこそ、いつも変わらないでいられる。
変化を恐れることは、成長を阻むこともありますが、変わらない「何か」を持ち続けることは、それ以上に自分を成長させることもあります。
だからこそ私は、自分の中に「軸」がある人に出会うと、嬉しくもあり、憧れもするのでしょう。
「グレンダ・オースティン 叙情ワルツ曲集」 [ピアノ教本]
先日出版されたばかりの楽譜、「グレンダ・オースティン 叙情ワルツ曲集」のご紹介を。
ワルツは軽快な曲で、ピアノで弾いていても楽しくなりますね。
グレンダ・オースティンによる、バラエティに富んだ、まさに情景が浮かんでくるかのようなワルツが並べられています。
私も全曲を弾いてみましたが、タイトルの通り、どれも叙情的で素敵な作品ばかりです。
レベルは初級~中級といった感じでしょうか。
「フラミンゴ・ワルツ」や、個人的にショパンが好きなので「ショパン風に」と書かれた「ワルツ・秋」は印象的な曲ですね。
また、巻頭にもあるように、「ワルツ・忘れ得ぬ日々」は、東日本大震災とミズーリ州ジョップリンの大竜巻への作曲者からの祈りの曲となっています。
曲の中程に出てくるのは、教会の鐘の音。
「教会のピアニストをしているグレンダは人々のために祈り続けた」
と「はじめに」にあります。
作曲者の思いに満ち、喜びや祈りに溢れたワルツ集。どの曲も、芸術的にも演奏効果的にも高いものがあります。
教室に一冊置いておきたい、そんな素敵な作品集ではないかと思います。
★今日の一冊
「グレンダ・オースティン 叙情ワルツ曲集」
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